- 2023.10.09.
塗装作業を行うに当たり、通常の塗装スプレーにおける塗装と比べて、高塗着塗装工法にて実施した場合の塗装工程において効率化的、⾧所を教えていただけないでしょうか?
少しでも、メリットと思われる事項がありましたら、教えていただきたいと思います。
可能であれば、大まかでもいいので〇割程度効率化とかになると幸いです。
高塗着スプレー工法で施工した場合
1.高塗着スプレー作業時の塗装機の圧力は低圧で、6~8 メガパスカルで、圧力を下げることにより、塗料粒子の分布が50~80 ミクロンの大粒の粒子が塗着効率を上げる。
2.静電ガンから出た塗料に静電気が帯電し被塗物に塗着する。
3.塗料の両外側に沿ってエアーを出し塗料の飛散を抑止する。
4.高塗着スプレーは静電ガンを1回通すことで規定塗膜厚が得られる。
5.1~4の方法で被塗物に対して塗着効率上げる。
6.新設橋桁を高塗着スプレーでの施工する場合は効率が悪い。
高塗着スプレーでの施工は、塗り替え塗装を考え考案した機械で平米数が少ない場合は効率が悪い。
ただし、工場で下塗~上塗まで塗装する場合はメリットがあると思われる。
7.高塗着スプレーでの施工の塗着効率約80%~90%で、被塗物までの距離は300~500m/m です。
通常型の塗装機で施工した場合
1.通常型塗装機の塗装圧力はおよそ80~120 メガパスカルです。
圧力が塗着効率を下げる最大の原因で、圧力を下げるとチップの両サイドからテールが出るため、圧力を下げることができない。
2.塗装機の圧力が高く被塗物とガンの距離が500~800m/m で、塗料の分布は、およそ10~50 ミクロンで細かい分飛散に繋がる。
3.一般的に通常型塗装機の塗着効率は50%×50%と言われている。