- 2023.12.09.
旧塗膜に鉛成分が含有されている場合、全塗膜を湿式にて剥離を行わなければならないのか。
含鉛塗料の除去作業は、鉛中毒予防規則第40条により、「著しく困難な場合を除き必ず湿式にて行う事」となります。
著しく困難な場合とは、「サンドブラスト工法を用いる場合又は塗布面が鉄製であり湿らせることにより錆の発生がある場合等をいうこと」であることから、ブラストのために板張り防護やシート防護で密閉される環境において、作業員への安全対策、その他集塵装置や周辺への防護対策を行った上で、いわゆる乾式のブラスト工法にて塗膜の除去作業が行われています。